田辺三菱製薬株式会社、アステラス製薬株式会社、第一三共株式会社(以下、三社)は、臨床試験を実施した後に開発を中止した化合物、 あるいは前臨床試験を実施した後に開発を中止した化合物を集めたドラッグ・リポジショニング化合物ライブラリーを作成し、 研究者の皆様が構築された独創的なin vitro評価系で本ライブラリー化合物の作用を評価していただくことで、 新しい適応症の発掘につなげる化合物提供型の新たな疾患治療薬の探索プログラム「JOINUS®」(ジョイナス:Joint Open INnovation of drUg repoSitioning)を 昨年始動させました。
初回のJOINUS®では35件のご応募をいただき、最終的に7件で本ライブラリーを提供するMTA*契約を締結しました。三社のライブラリーを用いていただくことによって、 新たな疾患治療薬の開発に結びつくことを期待して、第2回JOINUS®を実施いたします。
Material Transfer Agreement
公募内容 疾患への治療効果を予測することが可能な、独創的なin vitro評価系を有する研究者にドラッグ・リポジショニング化合物ライブラリーを提供いたします。
対象 国内研究機関(大学、公的研究機関、企業等)に所属している研究者で応募内容の研究を日本国内で遂行可能な方
提供物 本プログラムは化合物ライブラリー提供型研究です。化合物ライブラリー以外のツールおよび研究資金の提供はありません。
化合物ライブラリー
  • 臨床試験を実施した後に開発を中止した化合物、あるいは前臨床試験を実施した後に開発を中止した化合物
  • 各種受容体、酵素、チャネル、トランスポーター等を含む50種類以上の作用機序
  • 各化合物の100% DMSO溶液を96穴プレートにて提供:   10 mM / 10-100 μL /well
化合物プレートは、三社から1枚ずつ(計3枚)提供いたします。ご応募いただいた研究内容と企業の社内研究との間にコンフリクトを生じる場合には、その企業からは化合物プレートを提供できません。その場合は、化合物プレートを提供できる企業が1社あるいは2社になります。
プレート送付時には、ライブラリーに含まれる化合物の具体的な作用機序 (○○受容体阻害薬、××チャネル開口薬 etc.) の一覧表を提供いたします。ただしバイアスを避ける為、各well毎の化合物の個別の作用機序は研究結果受領後にお伝えいたします。
公募スケジュール
募集期間
2018年10月9日 ~ 2019年1月8日
選考期間
2019年1月9日 ~ 2019年4月2日
(選考結果は、4月2日までに応募者にご連絡いたします)
選考方法
応募ページの書式に必要事項を非機密情報に基づいてご記載のうえ、ご提出ください。
ご応募いただいた内容を元に、三社に属する本件選考に係る限定されたメンバー(以下、選考メンバー)で選考いたします。
ご応募の際にいただいた情報(個人情報を含みます)および応募書類については、選考目的以外の使用は一切いたしません。また、選考メンバー以外の第三者に開示、提供、およびその他公開等いたしません。
選考では、不明な点を事務局からe-mailにて質問させていただき、ご回答をお願いする場合があります。また、その際、ご要望に応じて秘密保持契約の締結にも対応させていただきます。
選考結果は事務局からe-mailにてお知らせいたします。
選考基準 提供可能なプレート数に限りがございますので、以下の要件を考慮し、採択可否を判断させていただきます。
アンメットメディカルニーズの高い疾患を対象とした創薬研究であること(動物薬は対象外とさせていただきます)。
化合物評価が可能なin vitro評価系が既に構築済みであること。
研究実施の実現性があること。
三社のうち一社以上のニーズと合致すること。
各社の既存の研究プロジェクトとのコンフリクトがないこと。
採択後の流れ
契約締結
採択された案件については、応募者と三社との間でMTA契約を締結していただきます。
化合物提供
MTA契約締結後、化合物プレートを提供いたします。プレートは各社から個別に送付いたします。
in vitro assay 実施
化合物プレート提供後、研究を実施していただきます。研究期間は原則としてMTA契約締結日から1年以内です。
研究期間終了時
結果報告書、化合物廃棄証明書を提出していただきます。結果報告書を受領後、各wellに含まれる化合物の作用機序および in vitro主活性情報を提供いたします。
原則として、化合物の構造情報は開示いたしません。
終了後の展開
各社は受領した結果報告書を精査し、発展的な共同研究の要否を検討し、その結果を3ヶ月以内に応募者に連絡します。応募者と企業との間で合意が得られた場合は、発展的な共同研究の実施に向けて、新規の共同研究契約の締結を提案させていただきます。
共同研究に発展しなかった場合でも、ご希望があればその後の研究用ツールとして、少量の化合物の追加提供に応じることがございます(10 mg程度)。その際は、化合物提供会社とMTA契約を別途締結していただきます
知財
既存の知的財産権は移転しません(当初保有者が継続保有)。
本プログラム内で得られた発明・考案等に係る全ての知的財産権は研究を実施した組織に帰属しますが、三社は独占的実施権の優先交渉権を保有させていただきます。
本プログラムで得られた知的財産について特許出願を行う場合は、別途協議させていただきます。
外部発表 予めご通知いただく必要がありますが、原則として、三社の利益が損なわれない限りは研究成果の公表を妨げることはありません。

応募方法